ものづくりトランスフォーメーション賞とは ABOUT
本賞は、単なる生産性の向上に留まらず、デジタル技術の活用やビジネスモデルの革新を通じて、製造業全体のプロセス(いわゆる「マニュファクチャリングチェーン」)を最適化し、社会や顧客価値を大きく変える「ものづくり」の取り組みを表彰するものです。

お知らせ
ものづくりトランスフォーメーション賞の種類CATEGORY
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AWARD
- プロダクションチェーン 優秀賞 生産プロセス全体の最適化と効率向上を実現し、品質やコスト競争力を高めている企業。OEE(設備総合効率)の向上、ダウンタイムの削減、不良率の低減など、生産効率や品質向上に関する指標において、優れた成果や継続的な改善を実現している企業。
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AWARD
- サプライチェーン 優秀賞 サプライチェーン全体を可視化・最適化し、供給網の強靭化や効率向上に寄与している企業。在庫回転率の向上、SCMコストの削減、リードタイム短縮など、サプライチェーン最適化の指標において優れた実績や進捗が見られる企業。
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AWARD
- エンジニアリングチェーン 優秀賞 製品開発や設計工程において、デジタル技術を活用し、開発効率や設計精度を向上させている企業。
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AWARD
- サービスチェーン 優秀賞 製造業におけるサービス提供の高度化を推進し、顧客への価値提供を最大化している企業。
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AWARD
- ものづくりトランスフォーメーション大賞 審査委員会において、その年の優秀賞の中で優れた企業を対象とします。
応募要領ELIGIBILIYY
応募資格

国内外で事業を展開するものづくり企業及びものづくり関連企業。
応募は1社単独でなく、協力会社等連携した数社で応募することも可能。
表彰対象

「プロダクションチェーン」「サプライチェーン」「エンジニアリングチェーン」「サービスチェーン」において、変革に向けて顕著な取り組みを行なっている事例。
賞の種類
以下の5種類の賞を設けます。
詳細は、「Ⅲ. ものづくりトランスフォーメーション賞の構成」参照。
プロダクションチェーン 優秀賞
サプライチェーン 優秀賞
エンジニアリングチェーン 優秀賞
サービスチェーン 優秀賞
ものづくりトランスフォーメーション大賞
受賞件数
5~10件/年 程度(審査委員会の決定による)
審査機関
有識者、及びSMD作成に従事した専門家(コンサルタント)にて構成された、日本能率協会が設置する「ものづくりトランスフォーメーション賞 審査委員会」。
審査方法
応募企業は、提出書類において、審査対象とするチェーン(「プロダクションチェーン」「サプライチェーン」「エンジニアリングチェーン」「サービスチェーン」)を選定の上、申請するものとします。その後、以下のフローにより審査を実施します。
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書類審査(1)
A4の2ページ程度(なりたい姿・現状課題・取り組み)
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書類審査(2)
A4の40ページ程度。提出された書類に基づき、各チェーンおよびアピールポイントについて、7.審査要件に基づき一次審査を実施します。
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現地審査(プレゼンテーションおよび現場審査)
書類審査通過後、対象となる工場・事業所・関連部門等への現地訪問を行い、実地でのヒアリング・検証を実施します。内容は応募時に選択した重点アピール項目を中心とした取り組みの詳細説明および質疑応答を実施します。
なお、全審査工程を通じ、応募企業の創意工夫、プロセス、成果、継続性および将来性を総合的に評価します。
審査要件
「計画の妥当性」、「実行の確実性」「技術の有効性」、及び、「成果の実効性」「持続的発展性」の5つの項目について、総合的に審査を行ないます。
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計画の妥当性
- 審査の視点
- スコープの特性・経営課題等の観点から、変革によるありたい姿が描かれ、ギャップ分析(現状と狙うレベル)とスマート化に向けた工程が策定されているか。
- 審査のポイント
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- スコープの特性、経営課題等とギャップ分析に整合性があるか
- 狙うレベルに妥当性があるか
- 事業目標と変革に向けた計画に整合性があるか
- スマート化のために必要な人材開発も計画されており、妥当性があるか
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実行の確実性
- 審査の視点
- 計画の実行に向けて、必要な体制が整備され、進捗の見える化と柔軟な対応が図られているか。
- 審査のポイント
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- 計画と実際の実行内容に整合性があるか
- プロジェクトの進捗状況や成果を適切にモニタリングする仕組みが構築され、機能しているか
- 市場環境の変化に応じて、「感知」「捕捉」「変容」の連鎖に柔軟に対応できているか
- 実行を通じて、スキルや能力が向上しているか
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技術の有効性
- 審査の視点
- 採用した技術(群)が個別業務の効率化に留まらず、スコープ全体のシステム改革に有効に活用されているか。
- 審査のポイント
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- 狙うレベルに対して適切な技術が検討され実装されているか
- データ活用によりスピードまたは質の面で経営革新が駆動されているか
- 変革前と比較して「トランスフォーメーション」できたことが明確であるか
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成果の有効性
- 審査の視点
- 変革の取組が狙い通りの成果を生み出し、経営課題の解決に実質的に貢献しており、その成果が具体的かつ明確に顕在化しているか。
- 審査のポイント
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- スコープの特性上の制約や経営課題が解決されているか
- (景気や増産メリット等外的要因でなく)変革よる成果が明確か
- 人と組織の変革を通してリスキリングが進展し、将来にわたり活躍が期待されるか
- 風土や意識などの定性的な成果が出ている
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持続的発展性
- 審査の視点
- 単年度に留まらず、ダイナミックに計画を立案、変更しつつ、継続的取り組みを実現しているか。
- 審査のポイント
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- PDCAを実務の中で実践できている
- 実装した技術(群)が陳腐化することなく、将来にわたり競争力向上に役立ちそうか
- 次のトランスフォーメーション(例えばスコープのレベルアップや他のチェーンとの連携革新)に向けたビジョンが明確か
- 次のトランスフォーメーションのために実装した技術が陳腐化することなく継続して活用されそうか
受賞後の公表
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表彰式および事例発表
- 表彰式は東京で行います。
表彰式にはエントリー企業の代表者1名および当該活動の実施責任者1名の計2名以上の出席が必要です。 - 表彰式の開催に伴い受賞企業代表者による受賞記念講演会を開催します。(必ずご出席願います)この受賞記念講演会は、広く外部に公開します。
- 表彰式は東京で行います。
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新聞・雑誌への受賞記事掲載
- 受賞理由や概要は記者発表会で広く公表します。
なお、この記事広告の製作にあたっては、受賞各社にロゴのご提供など、版下作成のご協力をお願いいたします。 - JMAの会員向け機関誌に同様の内容を掲載いたします。
- 工場・事務所の所在地域のメディアにニュースリリースを提供し、地域の人々にも広く受賞を公表いたします。
- 受賞理由や概要は記者発表会で広く公表します。
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ものづくりトランスフォーメーション賞のホームページで受賞記事を紹介します。
特 典
- 受賞の記念盾と表彰状(日本文・英文)を贈呈します。
- JMA主催の各種イベントにて講演や展示をいただけます。
(対象企業や該当イベントは検討中)
応募の条件
- 審査に関わる費用はかかりません。
- 受賞された場合、東京で行われる受賞式に必ずご出席いただき、受賞内容についてご発表いただきます。その際の交通費、宿泊費等につきましては、各社にてご負担いただきます。
- 受賞された場合、新聞各社およびJMA広報の取材等に応じていただくことがございます。
- 受賞された場合、自社の広告、パンフレット等にものづくりトランスフォーメーション賞のロゴ等を使用されるときは、事前に必ず事務局の許可を得てください。
今後の予定SCHEDULE
- 2026年1月
- エントリー受付開始
- 4月
- 応募の締め切り
- 5月
- 書類審査(1)の提出締切(通過連絡6月)
- 7月
- 書類審査(2)の提出締切(通過連絡8月)
- 9月~11月
- 現地審査
- (1)1社につき、現地審査は正味1日(原則9:30~16:30)。
- (2)日程については、別途調整させていただきます。
- (3)審査委員2名、事務局1名(JMA職員)。
- 12月
- 最終判定・受賞決定
- 12月~2027年1月
- 事例講演資料の準備
- 12月
- 新聞記事広告の準備
- 1月
- 表彰式・懇親会・事例講演会のご案内
- 1月
- 新聞記事広告
- 2月
- 表彰式・講演会
※スケジュールは変更の可能性がございます。
- 応募先
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ものづくりトランスフォーメーション賞
事務局 一般社団法人日本能率協会
〒105-8522 東京都港区芝公園 3-1-22
TEL:03-3434-1410
FAX:03-3434-3593
新設発表会&講演会 PRESENTATION
- 開催日
- 2025年10月22日(水)
- 時 間
- 発表会・講演会 15:00~17:00
懇親会 17:00~18:00(予定)
- 会 場
- 経団連会館 4階アクセス 住所:東京都千代田区大手町1-3-2
- 定 員
- 70名※1社2名まで
- 対 象
- ものづくりに携わる企業の経営者、部長クラスの方
- 参加料
- 無料
- プログラム
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第1部
「ものづくりトランスフォーメーション賞」 発表会
(15:00~15:35)- 挨拶・賞の創設背景
- 賞の説明 賞の主旨・5つの特徴・意義、種類
- 本賞に関する研究会について
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第2部
特別講演・企業事例講演会
(15:35~16:50)テーマ:「チェーン変革の重要性」について
講演者:東京大学 大学院経済学研究科 准教授 大木 清弘 氏トヨタ自動車株式会社
テーマ:「トヨタが描く「未来工場」- “ヒト中心”のモノづくりで持続的な成長へ」
講演者:生産本部 MIRAI FACTORY部長 川又 潤氏
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第1部